「ちょっとそこまで ぱんかいに」  文*金田明生  画*エムナマエ  サンリード



  わたくんという男の子が自転車で「ちょっとそこまで」パンを買いに行く話。

途中、壁の落書きのへのへのもへじいさんや、雲やくじらに声をかけられながら、新幹線より速く、

ロケットより高くぐんぐん飛んで、なんと空のおひさまのもとへ到着。ほかほかのおひさまパンを買って帰ります。

  緻密な描き込みによる、上空から見る町並みの俯瞰図は圧巻です。画家のエムナマエ先生は目がご不自由

だそうで、夫婦二人三脚で創作活動をなさっているとか。色も描くものもすべて頭の中に入っているんですね。

すごいです!明るい色合いがきれい。

  元気いっぱいのわたくんですが、ロケットのようにゴーゴー昇ってもちゃんと安全運転です。

帰り着いて「ぶっとばして いってきたんだ。でも、いっぱい 気をつけたよ。」というあたり、かわいい。

  「ブロロ〜」と口真似しながら、自転車を走らせている子供たちを見たことありませんか?彼らの心の中には

きっとこの絵本のような物語が出来上がっているに違いありません。
 
〜近所のコンビニなんかじゃないやい。ボク、空のおひさままで行って来たんだぞ。


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